2001年 05月 03日

昔の採集日記

虫とり日記を書き始める前、実はこんな採集記がウェブ上に存在していました。
色々あるけれど、その中で、2000年GWのギフチョウ採集記を持ってきました。書いているのは、若かりし頃の私です。(今も若いけど)

この時は、採る気満々やったんやなーと言う感想と、文章が生意気やんと思ったのですが、個人情報保護の観点から人名は伏せましたが、オリジナル文章とほぼ同じに、マイブログに転載しました。
地名も書いてありますが、ギフ的にはメジャーな場所なのでそのまま、もっとも、今も生息するかは知りません。

日付けを2000年にしようとしたら出来ません。
まぁ、しゃーないと2001年に設定しました。
これで、虫とり日記は開業10年の老舗?です。


・・・・・・・・・・・・・・・以下が採集記です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2000年5月3日。

天気予報を見ると美濃地方以西しか晴れマークがない。
今冾から○○と新潟、福島の予定だったがスタートは美濃から入ることにする。
前回5月1日に雲に阻まれて生存が確認できなかった中津川市小向井に行ったが、またまた雲に阻まれて確認できず。
2日前に採集した武並を案内し、景気良くギフツアーの初っ端を始めようとして行ったけど、ぜんぜんおらん。いったいどうした?状態だった。
あんまりつまらんので記録があって採れそうな岐阜県 恵那郡 岩村町上平に行く。
途中で昼飯買おうとしたけど、コンビニが無く昼飯抜きになってしまったが、地図を見ながら上平にお昼頃到着。
良さそうな所を探しながら流すと、池と植林地が有ったので車を止め、ヒメカンを探す。
じめっとした所に有りました。
後は太陽がでるまでひたすら我慢の時間。太陽がのぞくと案の定飛んできました。
他にも良い所が無いかと人家の方に歩いていくと、このへんでとってくれるな、かわいそう、庭にかんつばき(?)植えて増やそうとしてる、他行ってくれという。
無用なトラブルを避けるため、その場を立ち去ることにする。
車に戻る途中によさそうな雑木林が見えたので、そちらへ。
環境はこっちの方がずっと良くギフもちらほら、良い時間帯だったらそこそこ採れそう。
地元の蝶屋がやってきて話しをいろいろ聞かせてもらった。
やはり、ここがポイントで、適期は20日過ぎ、浜松の蝶研グループがよくやってくるそうだ。
この時間帯だったら、墓場のつつじが満開だから、そっちが良いよと教えてくれた。
ただし、今年から岩村町は採集禁止だから人がいないときにねとアドバイスされた。
「ちゃんとしてくれたら言う事聞くのに無意味な採集禁止ばかりでおかしい!」と言う内容でしばしもりあがった後、墓を覗いて見ることにした。
時間が遅かったためつつじには来てなかったが、杉のこずえから1頭すっと降りてきた。
○○がカメラに収めようとしたが、残念ながらまた上の方に消えて行った。
結果 恵那市武並 2オス(ボロ) 岩村町上平 3オス2メス 観察(鮮度まあまあ)。
宿を探すがゴールデンウィーク非常に混んでおり、高山では宿が取れず、結局美濃加茂に宿泊した。


2000年5月4日。
美濃加茂から高山まで移動。高速が無いので一般道をひたすら走る。
新緑の渓谷を過ぎ、高山に近づくにつれ桜が満開状態になり、季節を逆戻りして行く。
飛騨はギフ自身の美しさもさる事ながら環境の美しさがすばらしく大好きな場所の一つである。
まず、高山市のギフを探しに88ヶ所でも紹介されている原山スキー場に行く。
銀河鉄道ビールのビアレストランに車を止め林を散策。
下草は笹が広がり、いったい何処におるんやろう?と言う環境で、過去数回きているが、いずれも昼寝だけで終わっている因縁の場所である。
がさがさと笹をかき分け、上がって行くと林を横切る獣道?にでる。
ちょっと待つが来ないのでさらに上へ。
ツゲがあり少し開けた場所で待つことにした。
そこへ○○から私の携帯に第一報。
さきほどの獣道で2オス連続採集したとのこと。
急いで戻って見せてもらうと、赤があがったきれいな個体であった。
よしゃと気合を入れ直し、良い環境を探しどんどん上へ登る。
スキー場のさらに上の尾根まで行くとそこは「△△遊歩道」の表示があった。
ここで採集すればおもしろいラベルになるが、木がでかくいまいち飛びそうに無い。
山の上から見ると先ほど○○が採集した場所以外は大きな杉の林で、やっぱりあそこしかないと引き返すことに。
笹の茂る林で待っていると下からすごい勢いでやってくるギフが!、無事網に収まったのは、でたてのきれいなオスであった。
なんとか高山市ラベルを押さえたので、採集そのものを楽しもうと次の場所、清見村大洞に移動。
すごく大きな落葉樹の林で環境はすばらしい。
しかし、スギタニルリはたくさん飛んでいたが肝心のギフは、一匹も見なかった。
季節が早すぎたのか?いないのか?、いれば数採れそうな場所だったが、サイシン食いの場所(多分)だろうから、ホストも芽がでておらず確認のしようが無かった。
仕方がないので池本を案内することにした。到着すると愕然とした。
高速道の橋げたが2本立っている。
しかも発生地の落葉松林から100メートルも離れてない。
残念だが、ここも今年でいなくなってしまうかもしれない。
私は睡魔に勝てず昼寝タイムになってしまったが、○○は根性入れて出たての1オス採集。
サイシンの芽は出ておらず、来週くらいがピークではなかろうか。
○○は飛騨で採集を続けたいみたいだったが、私の希望で富山に移動する事にした。
宿泊地はチューリップで有名な砺波になった。
御母衣ダム、白川郷の横を通過しドライブコースとしては気持ちが良い。
砺波駅はきれいだったが、夜間無人のすごい町?であった。
結果 高山市原山スキー場 1オス(新鮮)


2000年5月5日。
88ヶ所で紹介されている富山県 下新川郡 宇奈月町浦山に行く。
ポイントずばりで○○を下ろし、私は1時間ほど良いポイントを探したが、フタバアオイそのものが無い。88ヶ所に書いてある通りであった。

○○は、カンアオイが有る雑木林で待つが来ないと言うので、黒部市たかすに行く事に。
結局ここ奈月町では、走行中に横切ったボロ1オスと、お土産に拾った4卵塊で終わった。
(卵はたくさん有った)平野部ではボロなため、標高を上げようと考えたが、黒部市の山は斜面がどこも急でいそうも無い。
なんとか登った尾根で1オスボロ採集した。
私にとっては2ラベル増やしたが不発に終わった1日だった。
富山は平野部と山間部がはっきり分かれており、その発生時期の端境期のゴールデンウィークに行く所では無いと実感した。○○は今日で終わり、魚津の駅で落とす。
雷鳥で京都に帰っていった。お疲れ様でした。
私は、宿泊地の新潟市に向かった。
途中高速が対面通行になり、大渋滞。
アンラッキーな一日。
こんな事も有るさ。
結果 奈月町浦山 1オス(ボロ) 4卵塊  黒部市1オス(ボロ)


5月6日。
ギフの話しをしよう。
今日の目的地は、新潟県 東蒲原郡 鹿瀬町角神。
有名な88ヶ所の津川町柳新田のすぐ側、諏訪峠の向こう側にあたる。
角神温泉から車道を登っていった。
杉の植林地が有ったので、車を止めカンアオイを探すと生えている。
状態から時期もちょうど良さそうである。
回りを見ながらそろそろと車を走らせると、ふらふらと飛んでいる個体を発見、車を止めるが間に合わず去っていってしまった。
5月以降のギフは気温が高いと、朝早くから飛ぶ。
今日は8時には飛んでいた事になる。
車を止め本格的に採集することにした。
3~4メートルくらいの杉の植林地だったが、下枝が払われ、下草もあまりないため明るく、ギフはまあまあ飛んでくる。
メスはきれいであったが、予想とは違いオスはボロが多く選んで採集。
斜面を走りまわったのでかなり疲労した。
今までの鬱憤をようやく晴らす事ができた。
11時前に福島県のギフの下見に行くことにして移動。
磐越道ができたので、30分程で移動できるようになった。
目的地は岩見沢。
近くの磐越西線はSLが走るため、カメラを構えた人がいたが、私は興味がない。
ギフを待ちながら弁当を食べている時に、汽笛を聞き気分だけ味わった。
ここでは、岩見沢に向かう砂利道で車を横切るギフを発見。
運良くスミレで吸蜜したのでネットに収める事ができた。
さらに進み休耕田横に車を止め後は歩き。
途中の桐林の辺りでカタクリが咲いていたので待つことに。
スギタニがいたので見てみると、すでにすれていた。
午前中の疲れがでたため、ちょっと昼寝。
採れず待っているといつも睡魔が襲ってきてしまう。
雲も出てきたため、ま、下見だからこんなもんかと車に戻る事にする。
途中で横浜、千葉、茨城から来た3人組みがいたので情報交換。
ここは、尾根に上がらねば採集できないとのことで、あそこの尾根に行けと教えてもらった。
多少の藪こぎで、30~40分で行けるそうである。
カタクリには来ず、吸蜜植物はスミレだそうである。
なるほど、だから採集できないはずだ。
次回は尾根に取り付くことにしよう。
また、数取るなら徳沢の2番目の鉄塔が良いとの事。
またぎきになるが20ほど採集して、きれいなのは2割くらいだったとか。
次回の参考になった。
電話で天気予報を聞くと明日(7日)の午前中まで晴れとの事。
どうしようか迷ったが、同行者が体力の限界だと言うので、福島は来年にすることにして帰路についた。
関越トンネルを越えると曇り、東京は雨だったが、予想に反して道はすきすき。
渋滞覚悟の私にとっては嬉しい誤算であった。
結果 新潟県角神 18オス(新鮮~ボロ)4メス(新鮮) 福島県岩見沢 1メス(ヤブレ)
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by shimabito3 | 2001-05-03 00:00 | Comments(0)


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