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虫とり日記3

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2013年 07月 25日

7月25日

木曜日になってしまいました。
何かと時間がなくて・・・・・・と言い訳。

日曜日に、こいつ何処いったんやろか?と雪渓を見て思われた方もいるでしょう。
場所は、長野県小谷村にある栂池自然園でした。

http://www.tsugaike.gr.jp/green/shizenen.html
に栂池高原観光協会のページがありますので、興味がある方はどうぞ。

内容の一部をコピペすると、

小谷村栂池自然園は、中部山岳国立公園で(第一種特別保護地域)標高1900Mに位置する日本有数の高層湿原です。(高層湿原=ミズコケ類が数千年から数 万年増積して出来た)雪解けの始まる6月中旬から7月上旬に群生する水ばしょう、7月~8月にかけてはワタスゲ、ニッコウキスゲなどの可憐な高山植物が咲 き乱れます。(数百種)。一周約5.5Km、所要時間は約3時間30分。園内は木道が整備されていますので比較的歩きやすくなっています(約80%)。また、自然保護を目的にボランティアが木道の整備、啓蒙活動に努力しています。園内の高山植物の知識も豊富ですのでお気軽に声をかけてください。 また小谷村栂池自然園は春の訪れとともに高山植物が咲き誇る、雲上の地。ひときわ鮮やかな彩りの花を咲かせます。そこには小さくても、厳しい環境を生き抜くための秘密があります。是非宿泊施設や温泉などと一緒にお楽しみ下さい。標高1,880mの山腹に広がる栂池自然園は、総面積100ヘクタール、一周約5.5キロの遊歩道が設けられ、気軽に楽しめるトレッキングコースです。6 月中旬から8月中旬の間には高山植物の美しい花々でいっぱいになり、可憐な姿が目を楽しませてくれます。また途中には夏でも冷風が吹き出している風穴や、 氷のように冷たい雪解けのせせらぎなどがあり自然を体で満喫できます。

よさげでしょ。

同じくコース案内を貼ると、こんな感じです。
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私は安直に一番上に書いてある栂池自然園一周コースをゆっくり、自然を味わいつつ歩きました。
靴と装備をもちょっとしっかりして、お山の方に行くのもええと思いました。
なんたってゴンドラでかなり上の方まで連れて行ってもらえます。
かなりの時間と体力の節約ができます。
が、今回は、お気軽に高いところに上がってみてどんなところだろうと観光してきたわけです。

松本に宿泊して、現地に早く到着したおかげで、時間が早いうちは人も少なかったのですが、徐々に人が増え、
楽しくなくなったので、昼前には下界に戻ってきたのでありました。

と、全体のイメージを掴んで頂いたので、パチパチとってきた画像でも見ますか?

ゴンドラへ一気に上へ。冬はスキー客の為に動いていると思われ、かなりいい商売だと思いました。お気軽に高山の雰囲気を味わえるので、便利ではあります。
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その代わり、ちと高い・・・
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ゴンドラから降りて、自然園へはもういっこ、リフトに乗り換えて到着となるのですが、その間は5分ほどの歩きです。
なんかおらんか?と見てみると、ピドニアがいっぱい。
珍虫堂さんは、これで佃煮を作るそうですが!?、私にはどれが美味しいか、区別がつきません。
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わかる奴がいた!、カラカネハナ、あってるでしょ?
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なんてやっていると、後ろからおばちゃんたちが、あの花、いろんな所で咲いてるわよね、みたいな事を言ってました。
そうです。
が、私は花を撮っているのではなく、虫を撮っているわけで・・・
そんな聞こえるように言わんでもええやん、人の楽しみ方はいろいろなんだから。
多分、この部類の人は、自分の価値観を人に押し付けるのだろうな、と思ったのでありました。
自分が一番正しいと思っている人、あまり関わりたくないです。

さて、自然園の入口に到着しました。人はまだまばら、歩いて一周しましょう。
これを買ったのですが、あまり現地では見ることなし。
帰ってきてから、絵合わせで花の同定をしましたが、果たしてあっているのか?
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撮ってきた花など・・・
ニッコウキスゲ。栂池を代表する花。
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ニッコウキスゲと双璧をなすのか?水芭蕉。
今頃咲くんですね。
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コバイケイソウ
静岡の竜頭山に行った時に、バイケイソウが自生しており、食べたら死ぬぞ、みたいな事を書いた看板があったのを思い出しました。栂池のには、”コ”が付いているので、ちっちゃいバイケイソウなんでしょう。特保なので、そもそも自然をいじっちゃいかんので、食うな、の看板はありませんでした。
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キヌガサソウ
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ピンクのもありました。別種?
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鉄人衣笠を連想したので、ちょっとググると、

[ロンドン 7日 ロイター] 日本固有種の植物であるキヌガサソウは、細胞1つ当たりの総DNA量を示すゲノムサイズが、これまでに記録された範囲では最大であることが、英国のキュー王立植物園の研究で明らかになった。

 キヌガサソウのDNA量は152.23ピコグラムで、ヒトの約50倍。これまでゲノムサイズが最大とされていたハイギョの1種、プロトプテルス・エチオピクスの132.83ピコグラムを約15%上回った。

 同研究チームのイリア・リーチ氏は、キヌガサソウが絶滅の危機にひんする可能性が高いと指摘。ゲノムサイズが大きければ絶滅のリスクが高まると話し、「DNA量が多ければ、細胞分裂のときにDNAをコピーするのに時間がかかる」と説明した。

 リーチ氏によると、植物を対象とした研究では、ゲノムサイズが大きいと汚染された土壌や過酷な環境に適応しにくいことが分かったという。

へぇ~、そうなんだ。豆知識として覚えておこう。
DNA量の単位がピコグラムってのは、よう分からんですな。なんとかあたり、ピコグラムというのなら理解可能なんだけど。新聞って、人の興味を引くような書き方をして、本質は無視するパターンが多いので注意が必要・・・・・って、また脇道にそれてもうた。

チングルマ
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標高差で少し低いところでは、
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よく聞く名前の草、と思ったら、なんと落葉小低木とのこと。木なんだ、ってまた豆知識を増やしました。
植物はチョウが食う種類は知っててても、知らないことが多くて楽しいです。

ショウジョウバカマ
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これもは私にとっては早春の花。ギフチョウの季節に咲いています。もし、カンアオイが高山に適応可能なら、標高を変えて、3月からラクショーに7月まで発生時期となるのになぁと妄想したのでありました。

マルダケブキであっているのか?なんだか、ベニヒカゲを連想する花です。なんでかって理由がわかりません。生態図鑑に載っていたのだろうか?
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栂池の語源になったとかどうだかと、ゴンドラのアナウンスで言っていました。
オオシラビソ
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その球果です。今年は不作だとか。その代わり、ブナは当たり!だと言ってました。
クマさん、今年はブナの美、たくさんで良かったですね。
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この前、しらびそ峠に行きましたが、語源はコレ?
多分あったと思います。でも、その目で見ないと記憶には残りにくい。
人間の脳は取捨選択しないと、オーバーフローするので、しゃーない。
雑踏で、他人の名前は聞こえなくても、自分の名前は聞こえるのと一緒。

by shimabito3 | 2013-07-25 20:57 | Comments(0)


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