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虫とり日記3

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2006年 12月 23日

ウラゴマダラシジミ@旧・(久住・竹田・朝地)大分県

12月23日 今日もウラゴの休日です。大分県は黄色(確認)の旧・市町村が増えてきました。国東半島を潰すか、南西部を攻めるか?迷った結果、ちゃんちゃんと済めば熊本県に足を伸ばせる、旧・(久住・竹田・朝地)に目的地を決定しました。

天気は上々、放射冷却のため朝は冷え込みましたが、昼間は気温があがり、上着を脱いでうろちょろしてきました。霜が降りたイボタです。この時は寒かった。
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久住町は昨シーズン、卵の抜け殻、あるいは幼虫で生息地を確認できた場所です。ちょっと寄り道しました。2箇所とも卵を確認できました。九州のウラゴは少ない種と言われていますが、いる所にはいるという感じです。旧・久住町、その①です。しょーもない環境です。
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その②です。こちらは、それなりにいそうな場所です。
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これからが本番、竹田市です。分布の端に当たる(多分)ので、難易度は高そう。
お隣の旧・直入町は多くの産地が知られているので、同じ水系はないかと地図を見ましたが、どうやら別水系のようです。それならば、直入から入り車で走りながら環境を探りましょう。
直入から竹田市へ続く道は下りでした。どんどん下ると自然度が低くなり塩梅がよろしくありません。途中で引き返し、わき道から林を求めてさまよいました。この辺りの道は民家で終点の場合が多く、これは!という環境には出くわしませんでしたが、それなりに歩いてみました。しかしながら、イボタがありません。イボタがなければ、お話にならないので、さらに元の道を直入方向に戻り、探索続行です。目的地は池(水)に決定し、近寄ろうとしましたが、地図にある道はかなり荒れたダート、歩くことにしました。まず左へ、タイヤのわだちがありましたが、とんでもない道でした。途中で、行き止まりです。車で入らなくてよかった。続いて右へ。明るい笹の中から、イボタが生えていました。葉っぱが細く、木の丈は高い。これがヤナギイボタなのだろうか?
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こんな明るい場所です。
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『イボタが有れば、ウラゴを探せ』の精神で、開けすぎた環境ながらチェックをすると、下枝にウラゴを発見。とってもうれしい。几帳面な親だったのか、産み方もとても美しい。先に進みましたが、見つけたイボタは3本、とても薄いエリアと見てよさそう。GPSで経度緯度を取得し、地図で確認すると、そこは直入町でしたが、自力発見ということで、よしとしましょう。竹田市まで、数百メートルの位置でした。
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かなり時間を使ったので、ここで竹田市は断念。もう一度、日を改めて探しましょう。探したけれど、見つからなかった『青』になりました

次は旧・朝地町です。過去に雨の中を探したけれど見つからなかった市町村です。今回はよい天気、それなりに修行を積んだ身、再チャレンジになります。車で走りながら環境を探り、わき道に突入です。イボタがあったので歩くことにしました。車からでは気が付きませんでしたが、それなりにイボタがあります。やっぱり、歩きが基本です。絶対おるはず、あとは見つけるだけ、と探した結果ウラゴを発見。1卵のみで産んでいる卵が3個。へんなウラゴです。こんな場所でした。夕日が当たって本日は終了です。
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車で走っているときに気になったお店があったので、ちょっと早い夕飯をとることにしました。奄美料理?なにもの?
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こんな感じでした。11月11日にオープンしたそうです。徳之島から家族で引っ越してきて開店、旧朝地町は、というより九州は寒くてかなわんとおっしゃっていました。そりゃ、徳之島では雪が降らないし、霜もおりません。
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さいごに、まとめのマップです。
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by shimabito3 | 2006-12-23 20:48 | Comments(4)
Commented by nomusan at 2006-12-23 22:58 x
う~む、もはやウラゴの気持ちがすっかりおわかりになられますようですなぁ。素晴らしい。だいぶ黄色が増えてきましたね。この冬で何処まで黄色になるか、楽しみです。ただ、一つだけ残念なのは奄美料理のお椀の中身が見えないことですが・・・(爆)。ところで、高田市は竹田市かな?
 
Commented by shimabito3 at 2006-12-23 23:42
奄美料理のメインは豚さんでした。じっくり、ことこと煮込んだとのことで軟骨まで柔らかいもの。お椀は、海草のお汁です。沖縄だと、骨が付いた?ラフティ?、アーサー汁と言ったところでしょうか。ご飯はお変わり自由です。近所の長湯温泉と道が異なるので、観光客は気が付かない、穴場です。お客は私一人でしたが、愛想のよいご主人で、これから繁盛してもらいたいものです。料理も大事ですが、人の気持ちを大事にしたいと思っています。
ウラゴはまだまだ修行の身、おると思った木になかったり、とりあえず見た木にあったり、精進あるのみです。つっこめば、なんでも難しい・・・・。

高田と竹田、訂正しました。間違って記憶されておりました。ありがとうございます。
Commented by maeda at 2006-12-24 08:45 x
昨日、こちらで探してみましたが、林の中はイボタの幼木だらけできりがない感じでした。多すぎて手が出ませんでした。
とりあえず成虫を見ていないと採卵は簡単でなさそうです。
Commented by shimabito3 at 2006-12-25 21:49
木が多すぎると探す気がなくなります。
スーパー採卵術なんかを見ると、発生地には、イボタが沢山なんて書いてありますが、九州ではそんなことは有りません。所変われば、なんとやらですね。


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