2004年 04月 06日
キバネセセリ@対馬中部・長崎 探索場所:長崎県対馬市中部 探索日:04年6月6日 今回の最大の収穫はキバネセセリ。 九州でも少ない蝶だが、対馬では特に少ないと言われていました。 本に書いてある記録は、屋内に迷い込んだものが偶然採れたという話、 聞いた所では、夜間採集で明かりに来た所を採ったという話を聞くくらい。 今までの総記録数も少ないらしい。 この対馬産キバネセセリの生態写真は、日本初の可能性もあります。 活動時間は夕方、ある程度薄暗くなってから活動を開始するようでした。 暗い林道でキバネを待ちましたが、蚊が煩く活動するあたりから飛び出しました。 飛翔は早く直線的、低空を矢のように飛び、林道を行ったり来たりする行動を観察できました。 偶然落ちていた獣の汚物に吸引されていたので、撮れた1枚、ラッキーでした。 薄暗い中で活動するセセリとして、バナナセセリがありますが、これも明かりに寄ってくるとか。 屋内で採れたと言うキバネも多分、家の明かりに来た個体と想像されます。 私が見たキバネは♂ばかり。花が周りにないので、♀を見るなら食樹のハリギリの側だろうと思っていますが、こちらはまだ発見に至らず、課題を残しています。 夕方までの時間に、対馬の蝶さがしをしました。 1、カラスアゲハ。対馬のミヤマカラスアゲハは美しく、話題になりますが、このカラスの話はあまり聞きません。ミヤマカラスより少し遅れて発生のピークを迎えるようです。 2、ミスジチョウ。これも珍しいという話を聞いていましたが、見るだけであれば意外に簡単です。川沿いの楓があるような林道では、上空を滑空する姿を時々みました。 サイズは小型。白い筋が他産地と比べて太い気がしました。 3、ウラギンスジヒョウモン。全国的に減っているらしいが、対馬では良く見かけるチョウです。 2011年1月 追記 対馬産キバネセセリが少ないと言われる理由の一つとして、その発生時期にあると思われます。標高が有る所に住む蝶なので、もっと遅い時期に発生するのが一般的だと思います。さすが対馬、他のエリアとは違う。
by shimabito3
| 2004-04-06 00:00
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
最新のコメント
フォロー中のブログ
一寸の虫にも五分の魂 佐賀の自然/福岡の自然 てくてく写日記 愛野緑の撮影記録 蝶の観察記録その2 蝶&鳥日記 標本箱・おもちゃ箱・玉手箱 呑むさん蝶日記 蝶日記 トンボ観測-blog版- むしとり日記2 青森の蝶たち 蝶屋の部屋 おてんとうの ちょっとええ感じ 小畔川日記 花蝶ふうげつ 雑記蝶 対馬の自然と生き物 撮影日記 安曇野の蝶と自然 蝶々ハッシー! 「採り屋... 八重山の自然誌 TRAVEL FOX 蝶... みなみかぜ通信 虫、とったり、とったり。 Sky Palace -... saunterA散歩道 Sippo☆のネイチャー... 花蝶風月 街中のほんの小さな自然 ... るど公園... 蝶超天国 蠢蝦螽蟷昆蟲記 BUTTERFLY BR... 秩父の蝶 風の翅 ネギ坊主の断面 蝶々阿呆日記 以前の記事
検索
|
ファン申請 |
||