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虫とり日記3

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2004年 07月 31日

復刻版 虫とり日記

クロツバメシジミ@小国町・熊本 その他
探索場所:熊本県小国町、南小国町
探索日:7月31日

熊本県唯一のクロツバメシジミ産地と聞く小国町に行ってみました。
クロツバメシジミは幼虫のホスト植物に固執し、基本的にはその草が生えている場所にしかいません。
中にはチャレンジャーがいるのでしょう、過去にいなかった場所でも、新たに見つかることもあるらしい。
普段は狭い範囲しか飛ばないのに、自然は不思議。

飼育する場合は、その産地に生えるえさで飼わないと、特徴がでない(地色が変わる)そうであるが、詳細は知りません。
ここのクロツはツメレンゲを食べています。幼虫には蟻が付き纏うので、目印になりますし、食痕が有るので探すのは容易です。

これは、ツメレンゲに食い込んだ終齢幼虫。
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根元で蛹化
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成虫
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続いて、ゴマの下見もかねて南小国町を回ってみました。何かいるかなと見つけたのはクロシジミの産卵風景。蟻がたかるコナラに無造作に生んでいました。
生まれた幼虫は蟻の巣に運ばれて育てられます。九州では草原が残る場所で、そこそこの数が見られますが、全国的に見ると減少している種です。
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さらに、木をチェックしていると、オオミドリシジミの卵を発見。ここにも分布している事を確認できた。自分的には新ポイント発見ラッキー
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2011年1月追記
熊本唯一の産地って、間違いでした。天草の一部の島にも記録があったり、今も生息しています。
橋でつながっていないので、島のクロツを見に行くのは大変です。


by shimabito3 | 2004-07-31 00:00 | Comments(0)


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