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虫とり日記3

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2016年 09月 05日

週末やいま2016.9 ①

昨日のちっこい奴を見て、何処に行ったか沖縄好きなら察しがつくでしょう。
はいな、西表でした。
目的は1、迷蝶、2、地這シジミでした。
2のちっこい奴らには会えましたが、1はダメ、入ってきてないんでしょう。
写真中心でうろちょろ、パチパチやってきました。
そんな中見つけたのがきれいなハンミョウ。
週末やいま2016.9 ①_b0093800_883896.jpg

”沖縄 ハンミョウ”でググるとタイワンヤツボシハンミョウがヒットしました。帰化昆虫とかで、国内では2002年に初めて西表島から記録されたらしい。
蝶は帰化昆虫と聞かないのは、自分で飛んできて発生するからかな?

と、何時ものように本題とはそれて行く。
帰化昆虫 蝶でググると、
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/resources/listja_lepidoptera.html
に、
侵入生物データベース > 日本の外来種全種リスト > 鱗翅類
なるものがありました。

鱗翅類 (暫定リスト)分類群 和名 学名 状況 法令 アラート 備考 典拠 ▲
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 アゲハチョウ科 ベニモンアゲハ Pachiopta aristolochiae 定着 [1],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 アゲハチョウ科 ホソオチョウ;ホソオアゲハ Sericinus montela 定着 条 注 [1],[2],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 シロチョウ科 タイワンシロチョウ Appias lyncida formosana 定着 [1]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 シロチョウ科 クロテンシロチョウ Leptosia nina niobe 定着 [1]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 シロチョウ科 オオモンシロチョウ Pieris brassicae 定着 [1],[2]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 シロチョウ科 モンシロチョウ Pieris rapae 定着 [1],[21],[23],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 シロミスジ Athyma perius 定着 [1],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 タイワンキマダラ Cupha erymanthis 定着 [1]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 アカボシゴマダラ Hestina assimilis 定着 条 注 [2],[29]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 ウラベニヒョウモン Phalanta phalantha 定着 [1],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 セセリチョウ上科 セセリチョウ科 バナナセセリ Erionota torus 定着 [1],[23],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 セセリチョウ上科 セセリチョウ科 テツイロビロードセセリ Hasora badra badra 定着 [1]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 セセリチョウ上科 セセリチョウ科 クロボシセセリ Suastus gremius 定着 [1],[23],[45]
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 セセリチョウ上科 セセリチョウ科 カラフトセセリ Thymelicus lineola 定着 [1],[2]

楽しいので参考文献ものっけておきます。
[1] 日本生態学会 (編) (2002) 参考資料 日本の外来種リスト. pp. 298--361,外来種ハンドブック. 地人書館, 東京
[2] 日本生態学会 (編) (2002) 外来種ハンドブック. 地人書館, 東京
[3] 自然環境研究センター (編著) (2008) 決定版 日本の外来生物. 平凡社, 東京
[4] 外来生物法ウェブサイト (環境省) http://www.env.go.jp/nature/intro/
[5] 青森県 (2008) 青森県外来種対策学術調査報告書-青森県外来種リスト. (青森県 [編], 2008) http://www.pref.aomori.lg.jp/nature/nature/gairaishu-rest.html
[6] 報告書 兵庫県の外来生物対策にむけた提案. (兵庫県立 人と自然の博物館, 2005) http://hitohaku.jp/publications/book.html#gairai
[7] 愛媛県野生動植物の多様性の保全に関する条例に基づく侵略的外来生物の公表について. (愛媛県, 2009) http://www.pref.ehime.jp/h15800/gairaiseibutu/index.html
[8] 千葉県の外来種(動物)現状等に関する報告書. (千葉県外来種対策(動物)検討委員会, 2010) http://www.bdcchiba.jp/alien/bdc-alien/alienanimalreport.htm
[9] Ohdachi et al. (eds) (2009) The Wild Mammals of Japan. Shokado, Kyoto.
[10] 福井ほか (2003) 北海道におけるアブラコウモリ Pipistrellus abramus の初記録. 哺乳類科学. 43(1), 39-43
[11] Ohdachi et a. (2004) Molecular phylogenetics of Crocidura shrews (Insectivora) in East and Central Asia. J Mammal. 85, 396-403.
[12] 川上・叶内 (2012) 外来鳥ハンドブック. 文一総合出版, 東京
[13] 四国の外来鳥類. (森林総研四国支部, 2011) http://cse.ffpri.affrc.go.jp/shigeho/ShikokuGairaiChorui.htm
[14] 栗山ほか (2009) 伊豆諸島八丈島へのニホントカゲの侵入. 爬虫両棲類学会報. 2009(29, 124-127
[15] 加藤ほか (2010) 静岡県で記録されたスインホーキノボリトカゲ. 日本生物地理学会会報. 65, 9-12
[16] 中間 (2008) 鹿児島県指宿市におけるキノボリトカゲ (Japalura polygonata) の分布について. 鹿児島県立博物館研究報告. 27, 65-66
[17] 末吉ほか (2007) 宮崎県日南市におけるオキナワキノボリトカゲ繁殖個体群の発見. 宮崎県総合博物館紀要. 28, 1-5
[18] 大野 (1994) 爬虫・両生類. 東京電力株式会社 & 東電設計株式会社 (編), 八丈島地熱地点に関わる自然公園内環境基礎調査 報告書. pp. 256-262
[19] 松井 (2005) DNA解析による外来種チュウゴクオオサンショウウオの生息確認. 河川環境管理財団. (Accessed on 2012-10-22) http://www.kasen.or.jp/seibikikin/h18/pdf/rep3-04h.pdf
[20] 松沢・瀬能 (2008) 日本の外来魚ガイド. 文一総合出版, 東京
[21] 桐谷 (編) (1986) 日本の昆虫―侵略と攪乱の生態学. 東海大学出版会, 東京
[22] 藤岡 (2001) 日本産コガネムシ上科総目録 KOGANE 別冊. コガネムシ研究会, 東京
[23] 小濱・嵩原 (2002) 沖縄県の外来昆虫. 沖縄県博紀要. 28, 55-92
[24] 藤田 (1984) 八丈島にてサツマゴキブリの生息を確認. 月刊むし. 163, 31-32
[25] 岡部貴美子 (2010) 非意図的に導入される外来森林生物の現状と課題 ―タイワンタケクマバチおよび随伴侵入したタイワンタケクマバチコナダニの事例-. 海外の森林と林業. 79, 31-35
[26] 我が国に定着している外来生物(昆虫類)のリスト(環境省). https://sites.google.com/site/biluna2006/home
[27] 宮古島市総合博物館 (2010) 第14回企画展 宮古にもちこまれた動物たち ~どうしてここにいるんだろう?~. 宮古島市総合博物館
[28] 桐谷 (2000) 世界を席捲する侵入昆虫. インセクタリゥム. 37, 224-235
[29] 侵略とかく乱の果てに-神奈川の移入生物. (神奈川地球博 [編], 2003) http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/alien/index.html
[30] セアカゴケグモ等対策専門家会議報告書について (厚労省, 1996) http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0810/1009-1.html
[31] フェモラータオオモモブトハムシ. (三重県博, 2010) http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/haku/osusume/201-Oomomobutohamushi.htm
[32] 渡辺 (2002) 土壌動物の世界. 東海大出版会, 東京
[33] ゴケグモ類の情報センター. (昆虫情報処理研究会, 2006-2012) http://www.insbase.ac/xoops2/modules/bwiki/
[34] 梅沢 (1973) 伊豆八丈島に発生を見たアマミサソリモドキ. 植物防疫. 27(7), 289
[35] 金田ほか (2007) 日本における外来種フロリダマミズヨコエビ(Crangonyx floridanus Bousfield)の分布の現状. 陸水学雑誌. 68(3), 449-460
[36] 川勝ほか (2007) プラナリア類の外来種. 陸水学雑誌. 68(3), 461-469
[37] Yamaguchi et al. (2009) The introduction to Japan of the Titan barnacle, Megabalanus coccopoma (Darwin, 1854) (Cirripedia: Balanomorpha) and the role of shipping in its translocation. Biofouling. 25(4), 325-333.
[38] 山口ほか (2011) 外来種ココポーマアカフジツボの越境と遺伝的特性. 遺伝 生物の科学. 65(1), 90-97
[39] 清水 (編) (2003) 日本の帰化植物. 平凡社, 東京
[40] 佐竹ほか (1989) 日本の野生植物 木本I. 平凡社, 東京
[41] 村上ほか (2008) 都市部へ移入・分布拡大したイヌケホシダ (Thelypteris dentata (Forssk.) E. P. St. John) のフリーフフェノロジー. 日緑工誌. 34(1), 261-264
[42] 豊田 (編著) (2003) 小笠原植物図譜 (増補改訂版). アボック社, 鎌倉
[43] スパルティナ・アルテルニフロラ(Spartina alterniflora)の概要 (環境省 中部地方環境事務所) http://chubu.env.go.jp/pre_2011/data/1006a_1.pdf
[44] 佐竹ほか (1989) 日本の野生植物 木本II. 平凡社, 東京
[45] 移入種(外来種)リスト(環境省)http://www.env.go.jp/nature/report/h14-01/mat01b.pdf
[46] 山田ら (2010) 日本の外来哺乳類. 東京大学出版会, 東京
[47] 我が国に定着している外来生物のリスト(暫定版)(環境省)http://www.env.go.jp/nature/intro/4document/sentei/01/mat03_3-1.pdf
[48] 侵入生物データベース(国立環境研究所)http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/index.html
この中で、モンシロチョウも外来種となっているのが驚き。
何時侵入したのか記録が有るのか?

こんどは、モンシロチョウ 外来種でググってみました。
出典は明らかになっていませんが、
図鑑.netブログ- zukan.net - http://blog.zukan.net/blog/2008/04/04-44.php
に、以下 青文字
モンシロチョウは、日本人に、馴染みがあるチョウでしょう。
日本のどの地域でも、平凡な種です。「菜の花畑のモンシロチョウ」は、日本人の原風景とも思えますね。
 ところが、モンシロチョウは、日本土着の種ではありません。外来種です。
外来種の中では、歴史が長いほうです。奈良時代ごろ、日本に来たと推定されています。
 モンシロチョウは、どうやって、日本に来たのでしょう?
 「大陸からの野菜に付いてきた」と考えられています。ダイコン(大根)などの、アブラナ科の野菜です。
 モンシロチョウの幼虫は、アブラナ科の植物を食べます。ですから、親のチョウは、アブラナ科の植物に産卵します。
きっと、そうやって産まれた卵が、野菜と一緒に持ち込まれたのでしょう。
日本の野菜の多くは、大陸に由来します。
 モンシロチョウには、似た別種がいます。スジグロシロチョウという種です。同じく、白いチョウです。
大きさも、同じくらいです。幼虫が、アブラナ科の植物を食べるのも、同じです。分類上も、近縁です。二種とも、シロチョウ科モンシロチョウ属に属します。
 よく見れば、スジグロシロチョウの翅【はね】には、黒い筋があります。だから「筋黒」シロチョウです。
この点で、モンシロチョウと区別できます。
 スジグロシロチョウも、「古い時代の外来種では?」といわれます。
日本に来た時期は、はっきりしません。外来種とされる理由は、食べ物にあります。幼虫は、アブラナ科の中でも、帰化植物といわれる種を、好んで食べるからです。
 モンシロチョウと、スジグロシロチョウは、「ヒトのおかげで、分布を広げた」と考えられています。
アブラナ科の植物を食べるのが、幸運でした。
 アブラナ科には、ダイコンをはじめ、たくさんの野菜が属します。
キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、アブラナ(菜の花)などです。それらの野菜を、人間が、世界の各地に持ち込みました。その時、チョウたちも、付いていったわけです。
 今では、どちらのチョウも、日本の自然に溶け込んでいます。自然とは、静的なものでなく、常に動いてゆくものなのでしょう。

奈良時代に大陸から来た!!!!ほんまか?
万葉集にモンシロチョウが外来種として登場していたのか?でもねー、ありえない。
この時代に博物学なるものが有ったとは思えないし、初お目見えの根拠がしりたい。
確かにモンシロチョウは栽培植物のキャベツが大好き。大根や菜の花等が好き、それを根拠には出来ないと思う。
だったら、アゲハも同じやん。

個人的に定着している或いはほぼ毎年見られると言う意味では、
タイワンモンシロ、クロマダラソテツ、ヒメアサギ、ツマムラ、ホリイコも入れた方がええのにね、と思いました。

おもいっきりそれて、長くなったので、工程は別日記にしよう。

by shimabito3 | 2016-09-05 08:08 | Comments(0)


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