虫とり日記3

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2006年 09月 14日

ホシチャバネセセリ@対馬

対馬の続きです。この島には、いろいろな変わった生き物が住んでいます。その中の一つが、ホシチャバネセセリです。九州ではここだけ、中国地方の分布地まで大きな空白地帯があります。何でこんな所におるの?と言う種類です。呑むさんが撮りたいとおっしゃっていたのですが、天候不良でこの週末は無理そう、来週では季節的におそそう、せっかく撮ってきたので公開です。
うろちょろしていたどこかで偶然見つけたホシチャです。昔は対馬各地にいたそうですが、今はとっても少なくなっています。今もいる産地を一個見っけということで、嬉しくなりました。
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# by shimabito3 | 2006-09-14 00:16 | Comments(5)
2006年 09月 10日

クロツバメシジミ@対馬

何時かは行って見たい場所、それらは沢山あるのですが、その中のひとつに対馬の白嶽があります。遠方から見ても分かる、巨石からなる山頂に立ちたい。そこには、山なのにウミクロツが住んでいると聞きます。対馬は魅力的な蝶がいっぱいなので、目移りしてしまい、まだ実行していなかった白嶽が今回の主目的です。

9月10日 昨日は、大雨の中を帰ってきました。そして日曜の天気もよろしくない予報です。どっか晴れている場所はないか?とネットで調べると、燦然と輝く輝く晴れマークが対馬に付いていました。即、目的地が決定しました。

飛行機から降りた対馬は曇っています。そして、涼しいを通り越して肌寒く感じました。こりゃ、つらいかもと思いながら、いつものレンタカー屋さんで白嶽の地図をもらい、登山口のルートを教えてもらって出発です。最後はダートで目的の登山口着。看板がありました。ここから、90分の歩きとなります。
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登り始めはこんな林道でした。
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途中に雨で流されたか道がはっきりしない場所が数箇所、すこし迷いましたが徐々に標高を稼いで行きます。
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この鳥居を過ぎると、道は急斜面となり、岩が多く滑りやすくなります。そこはロープが張ってあり、捕まりながら転ばずにすみました。上からグループが降りてきたので挨拶すると、韓国の方たちでした。有明山でも韓国の方達がいらしていましたが、対馬の登山がブームなのでしょうか?
そんなこんなで山頂着です。安全柵などなく、自然のままでした。強風が吹くと、あおられて落ちてしまいそうで、すこしびびりましたがとっても良い景色。ちょっと下からです。
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山頂からは四方が見渡せます。こんな感じ。
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さて、目的のクロツですが、日がさしているものの風が強く、気温も低い条件のためか姿がありません。生息域はこの岩場全体でしょうから密度は低いのかも知れません。えさはありました。ベンケイソウ、岩場のため怖くてあまりそばに寄れませんでした。落ちたら死にます。
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ウンゼンマンネングサです。こちらは比較的手の届く場所に生えていました。
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親の姿が見えないので、発生地かどうかの痕跡を探したところ、卵がありました。条件がよければ飛んでいたのに、残念ですが、まぁ生息が確認できたので良しとしましょう。
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下山した私は、登り口近くの集落の洲藻から、yohboさんのページのクロツバメ特集で印象の残った阿連を中間ターゲットとし、海沿いを南下、豆酘方面に向かおうと決めました。途中によさげな場所があれば当然チェックです。
箕形が一番初めの海沿いの集落です。自販機で飲み物を購入し、えさ探しをした結果、ウンゼンマンネンが沢山生えていました。
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このウンゼンマンネンというのは、ヤマクロツで言うオノマンネンの位置づけにありそう。ツメレンゲが主要なホスト植物で、その次に利用されている。だから、これがあってもクロツがいるとは限らない。環境はこんな感じ。
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車できょおろきょろしながら走って、次のよさげな斜面があったのは、土寄崎。途中の多くの斜面はセメントで固められ、昔はツメレンゲが生え、クロツが生息していたのだろうな想像されます。このセメントの壁はクロツの生息地を奪ってしまいます。
さて、ちょっと歩いて、今回初のツメレンゲを発見です。こんな場所に生えていました。何か漁業関係の施設で人が働いていたので、入って虫を撮らせてくれとお願いすると、快くOKを出してくれました。
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クロツもすんでいます。やっぱり、ツメレンゲが一番のホスト植物だと実感しました。これがあれば、かなりの高確率です。♂が言い寄っていましたが、嫌われて交尾は成立しませんでした。
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横顔の♂です。
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次は、尾崎で停車。道沿いにツメレンゲがちょろっと生えていました。これはすくなすぎるか?と痕跡を探した結果、昔の食害らしきものが一株についていましたが、確信はもてません。畑仕事をしているおばちゃんに挨拶すると、昔はちょうちょを探しに来る人もいたが今は来ない。花がなくなったからねぇとおっしゃっていました。往年の産地なのかもしれません。そうこうしていると黒い蝶がチラチラ、クロツです。おったーということでカメラを向けましたが、逃げられました。残念。2箇所目の産地ですが、かなりしょぼい。ほんのすこし走って港に出ました。りっぱな崖があったので見てみるとウンゼンマンネンが生えていました。どうやろと見ていると、こちらでもクロツがチラチラ。かなり遠いですが証拠をなんとか1枚。
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ウンゼンマンネン食いの産地です。
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ダンギクも生えていました。この花は多くの蝶が集まり、これからの季節は彼岸花とともに、要チェックの花です。
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さらに近くを探索した結果、ええ場所を発見。複数のクロツが遊んでいました。♂、♀です。
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こんな環境です。
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また少し移動すると、グランド、公園?の草地がありました。シルビア目的で近寄ったらツメレンゲを発見。こりゃ、発生地か?と見ましたがクロツはいませんでした。こんなことも有るのですね。ツメレンゲと環境です。海沿いで規模が小さすぎると、風で吹き飛ばされて安定な生息地にならないのかも知れません。勝手なことを思っていますが、参考としてのっけておきましょう。
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また少し移動で、牛除崎です。ここは、yohboさんのページに環境が載っている場所です。でも、微妙に違う感じがします。高い崖の上にツメレンゲがびっちり。見上げて生息も確認できましたが、とても登れませんでした。
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次は中間ターゲットの阿連です。これまたyohboさんのページを見て、ツメレンゲの群落の規模の大きさにびっくり、一度みにゃいかんと思った場所です。到着すると、噂に違わぬええ環境でした。時間が少々遅くなってきて、クロツの良い時間では有りませんでしたが、そこはこの規模の大きさです、飛んでいました。
玄武岩でしょうか?こんな岩にツメレンゲが良く生えています。つるっとした岩には、根をはることができないのでだめです。
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太陽が西に傾いてきました。チェックしたいと思う場所が多すぎて時間を使いすぎです。中間ターゲットとしていたこの阿連で引き返すことにしました。迷蝶さんたちや、ツマグロキチョウはまた今度です。帰りの途中で、吹崎でチェックを入れました。時間が遅く、親は飛んでいませんでしたが、卵を確認。生息地です。
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ここがラストで本日のクロツ三昧は終了です。飛行機にのって帰ってきました。機内ではもしかして虫家?と思えるお方が羽田便に乗り継いでいかれました。妙にラフな格好と雰囲気、間違いないでしょう。同業者は分かってしまうものです。

今回は、地名付きで紹介しています。阿連は厳原町、それ以外は美津島町です。クロツ天国と思えるほど対馬にはクロツの産地が沢山あります。何度もでてくるyohboさんのページにも紹介されており、人の集中による採集圧はほとんどないだろうという判断です。
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# by shimabito3 | 2006-09-10 23:53 | Comments(5)
2006年 09月 09日

クロツバメシジミ@長崎県

長崎県本土のクロツは変な分布をしています。県北部と、島原半島の外洋部です。かなりの空白地帯がありますので、探すと見つかりそうですが、そう単純でないのがクロツの面白いところ。
9月9日 せっかくの週末ですが、天気は良くない予報です。午前中は何とかなると言うことで、短時間勝負、天気がもてばあっちこっちもと言う計画です。
7月29日に訪れて環境を確認した旧・加津佐町にまず向かいました。環境は分かっているので、いるかいないかを確認しながら歩きます。曇りのためナガサキマンネンの群落近くに静止していました。
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一旦雨が落ちてきてだめかと思いましたが、そのうち薄日が差しクロツが活動を開始しました。いつもと似たような画像ですが、長崎県南部のクロツです。
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ナガサキマンネンはこれです。
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# by shimabito3 | 2006-09-09 20:19 | Comments(2)