虫とり日記3

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2006年 09月 03日

シルビアシジミ@福岡県

九州は最後のシルビアの楽園と言われるほど、多産している場所がありますが、福岡県のシルビアは厳しい状況です。ミヤコ草があるたびにシルビアを探していますが、姿を見たためしがありません。

9月3日 今年の春に2回、シルビアを探して福岡県の島を訪れました。ミヤコ草はたくさんあり、とってもよい感じなのに姿を見ることはできませんでした。それならば、数が増える今、満を持して出発です。
なんやかやで港・着。出航まで何かおらんかと海を見ると、クラゲがうようよ。こんな海で泳いだら大変な事になりそうです。SF映画のマトリックスを思い出しました。
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船に乗り込み島に到着。港は猫がたくさん。おい!と声をかけると、なんじゃいという顔で立ち止まってくれました。
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ここには、クロツが住んでいます。春に撮影済みですが、前回はえらく黒いと言う印象でした。今は夏、どのようになったかな?と見てみると、普通のクロツの色になっていました。朝一番に見てみると、寝床であろうエノコロ草に止まっていました。
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ヤマトシジミも同様に夜をすごしているようです。黒のスポットが小さな、すっきりとした個体です。
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逆光やなーと撮った一枚。とってもきれい。これは、今後の小技にできそう。
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ぼろからきれいな個体までいろいろでした。
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さて、春に見つけたミヤコ草がたくさんあって、ええ感じと思った場所に進みます。草がいっぱい茂って、ミヤコ草は小さくなっていました。暑さも手伝って、今時のシルビアはサイズダウンします。こんな感じでした。
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本命のシルビア君♂が登場です。福岡県産シルビア、ええもんです。
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オスだったらブルーがきれいだなんて、贅沢は言えません。
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目的達成、三度目の正直です。ばいばい、また今度。
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島から戻った私は、5月8日に行って環境のみを確認した、福岡市の蝶にも紹介されている福岡県・志摩町・野北に行ってみました。奥のほうの岩礁が本来の発生地なのですが、人工的な場所にタイトゴメがあることが分かっているのでまずチェックです。そこにはクロツがチラチラ。春より、これからがクロツの本場です。数を増したのでしょう。赤のシートの上での静止。
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ブルーシートを背景に吸蜜。
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自然状態では、タイトゴメの上で静止。クロツはこうでなくちゃ。
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芥屋
野北を後にした私は、船から見えたクロツがおるかも?と思えた場所に移動です。途中に、芥屋の表示を見て、ちょっと寄り道しようと考えました。これも福田さんの「福岡市の蝶」に紹介された場所です。近づくと、なんとかコンサートがあって迂回しなさいいとのこと。目と鼻の先に来ているので、駐車場に車を止めて少し歩きました。福岡県・志摩町・芥屋のクロツです。
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クロツの住む海岸線からコンサート会場が遠望されます。かなり交通規制が入っていました。誰が来たのかな?
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ショーがないので、迂回して目的のクロツおるかな?岬に向かいます。タイトゴメは有りました。近くに産地がありますし、いてもおかしくないのにおりませんでしたが、さすがによく調べられた福岡県です。新産地はひょいひょい見つかりません。でも、相手はクロツ、突然発生なんてことも有りますので、こまめなチェックは必要でしょう。
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最後に向かった場所は福岡市西区唐泊です。漁港には駐車場が有り、釣り人に対応しています。私も止めようと思い、管理人のおばちゃんに声をかけると、釣る?言われたので、写真ですと答えると、短い時間やろうから、お金は要らないとのこと。港町には人情が残っています。感謝とともに、嬉しくなりました。
近辺でタイトゴメを探したところ、野北と同じような環境にメノマンが生えていました。クロツの形跡はありませんでしたが、ここも発生地になる可能性ありです。
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発生地はどこやろと、おばちゃんに地名を訪ねると方角と、だいたいの行きかたを教えてもらいました。こんな所に車で入れるの?と思える道が、正解でしたが、その時は分からず通過。大きく回りこみました。灘山ハイキングコースなる道がよさげな方向に向かっています。と言うことで、突撃しましたが、本当の山で海岸線に向かいません、途中で引き返す羽目になりました。いい運動だった。
最終的には、目的地に到達しました。眼前に玄界島が見えます。福岡南西沖地震で最大の被害が出た島です。あれから時間がたちますので、復興も進んでいることでしょう。
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環境はこんな感じです。岩礁ではなく、地面のタイトゴメでの発生です。
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親は飛んでいませんでしたが、幼虫はいました。発生は継続していることが確認できました。
これにて、日曜のうろちょろ終了、福岡のウミクロツもだいぶ見えてきましたので、これからがお楽しみ、新知見へのチャレンジです。
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フィールドレポートが福田さんのページ、クロツのことが詳しく書かれています。
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# by shimabito3 | 2006-09-03 19:46 | Comments(4)
2006年 09月 02日

タイワンツバメシジミ@大分県・宮崎県

9月2日 今時の九州の旬と言えば、タイワンツバメシジミです。多産する島はありますが、少なくなってきている蝶です。荒地から林への遷移の途中の不安定な環境を好みます。そんな場所を転々として子孫をつないでいるのですが、そんな都合のよい場所が減ってきていることが、この蝶が減っている原因だと思っています。

大分県のタイツが今回のターゲットです。毎度ながら、いつかは行ってみたい場所のひとつでした。とっても少ないので、先週に引き続き玉砕するかも知れませんが、行きたいものは行きたいと、元気に出発です。
大分道を南下、途中で給油しました。ガソリンが急騰しているので、少しでも安く上げようと思ったら、安くありません。9月になって、高速上の値段もあがったみたい。近所のほうが安かった。がっかり。
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なんやかやで現地着。市町村合併で今は大分県・佐伯市になっています。タイツの気持ちは勉強済みなので、ええ場所ないかと歩きます。シバハギが咲いていました。時期はちょうどよさそうです。
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天気は曇って今一歩ですが、タイツは食草の群落近くを飛んでいるはずです。おらんかなーと見ているとチラチラ、ツバメシジミより弱弱しく、そしてブルーが濃い蝶が飛んでいました。追いかけていって確認すると、タイワンツバメシジミでした。いてくれて、ありがとう。止まる場所が藪なので、近づくと揺れて飛び立ちます。追いかけっこをして何とか撮れました。大分県産タイツです。
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こんな環境に住んでいます。
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さらにもう一箇所、行ってみました。前田さんから、昔はいたとの情報から数年前に一度訪れて敗退した別の佐伯市です。
シバハギないかと探しましたが、よい場所がありません。木が大きすぎて、暗すぎなのです。
こりゃだめかもと諦めかけていたのですが、斜面にシバハギが生えている場所がありました。前述のような環境が本命だと思っていますので、こんな場所におるかいな?ととりあえずチェックを入れてみることにしました。
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すると上のほうに何かがチラチラ、ちょっと大きめ、まさかなと思いながら斜面をよじ登り確認すると、タイツでした。もしかしたら、久方ぶりの記録かも!。かなり嬉しい。

宮崎県北部・延岡市のタイツもええ時期でした。数は多くありませんが、こちらは撮りやすかった。
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チラリ。
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半開。
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満足じゃー。
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# by shimabito3 | 2006-09-02 18:58 | Comments(7)
2006年 08月 27日

クロツバメシジミ@馬渡島・佐賀県

8月27日 クロツバメシジミを求めて、馬渡(まだら)島に行って来ました。船の中で入手したパンフレットによると、
島の由来は、中国から最初に馬が渡ってきたから「馬渡る島」といったとか、白河上皇時代(1095年)に流罪で来島してきた美濃国馬渡の庄の住人、源義俊(本馬八郎義俊)がそれまで治めていた馬渡の庄の名をつけたとかいわれる。この島には寛政年間(1789~1801)に長崎から7人のキリスト教信者が移住してきた歴史があり、今も半数はカトリック教徒で、彼らが住む新村と仏教徒が住む本村とからなっている。と書いてありました。それぞれの地にそれぞれの歴史を感じます。”島”という限られた地ゆえの文化、歴史、自然、自分にできるだけ学んでいきたいと思います。訪れるのが先か、学ぶのが先か?、私は生きていることは繰り返せる事だと思っていますので、まず行って感じたいと思っています。


出航は呼子から、名護屋にいったん立ち寄り約50分の船旅です。船は郵正丸、少し大きめの船でした。
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チケットは、これ片道840円で、少し高め。
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呼子大橋をくぐって遊覧船気分です。
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港に着く直前に見えた、名馬の鼻、こりゃええ感じと思いましたが、食草が見つからず、クロツを発見できませんでした。潮で汚れた窓越しに撮ったので、画質がよろしくありません。
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マップはこれです。
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周囲11km佐賀県最大の島なので、短時間で歩いて回るのは無理です。360度の展望がきく、番所の辻を目指して歩くことにしていました。飲み物を確保したお店のおじさんのお話ではゆっくり歩いて、1時間はかからないとのこと。ずっと、上りなので下ったら道を間違えたと思いなさいとのアドバイス。
港周辺に生えているであろう、タイトゴメからクロツの痕跡をつかみ、それから歩き出そうともくろんでいたのですが、タイトゴメがありません。あったのは、ナガサキマンでした。海岸線ではタイトゴメ、山ではナガサキマンネンで発生していると予想していたのですが、全部ナガサキマンネン食いなのかも知れません。
番所の辻、標高237mに向かって、歩き始めます。今回は強い見方、傘を持参です。これで、直射日光を避けることができます。暑い島を歩くときは必要と、前回の島歩きで学びました。
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途中で寄り道、城山展望台です。向こうに出発点の港が見えます。風がとっても気持ちよかった。
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道に丸っこい糞がたくさん落ちているので、この島はウサギか、鹿が大量にいるのかと思ったら、正体はヤギでした。ブラジル移民が残し、野生化しているそうです。

そして、番所の辻に到着です。ひそかに迷蝶がいるのではと期待していたのですが、ツマグロヒョウモンが遊んでいただけでした。
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展望はとてもよく、評判にたがわずいくつもの島が見渡せます。しかし、地図がないのでどれがどれだかよく分かりませんでした。次は地図を持参しよう。壱岐かな?
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ところで、クロツですが、残念ながら見つかりませんでした。途中でここが絶対発生地と思ったナガサキマンネンが生えた場所が有ったのですが、飛んでいませんでした。
まだ、早いけれど、でももしかしたら飛んでいるかもという甘い予想は玉砕です。痕跡を探しましたが、ナガサキマンネンでのコツはようわかりません。ちょっと見ていやになり、痕跡も見つかりませんでした。ジ・エンド、親の時期に再度来ましょう。環境はこんな感じでした。
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13時の船で戻った私は、この近辺の既存産地は大方回ったので、新産地探索をしたろう、どうせなら今まで行ったことが無い、玄海町方向にしようと考えました。これが、大間違いでした。3箇所港やら突端やらに行きましたが、タイトゴメがはえていませんでした。記録の無い場所にはえさが無いと実感して終了です。
この玄海町には原子力発電所があります。安全性は十分考慮してあるのでしょうが、そばに行くとなんとなくですが、不安になりました。無知だからでしょうが、住民はどのように感じているのだろうか。串から見た原子力発電所の突端です。
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汗で携帯電話が壊れました。電話しても出てこんやんかと思った方は、ごめんなさい。自宅にお願いします。私は番号が分からないのでかけられません。
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# by shimabito3 | 2006-08-27 19:57 | Comments(4)